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■鋏研ぎ仕上がり例 1

棒刃の刃こぼれの修理

作業前

作業前

研ぎを重ねて棒刃が細くなってきているセニングシザーの研ぎのご依頼でした。鋏を落としてしまった際に、刃こぼれしてしまったようです。刃こぼれの深さは約0.25mmで、かなり大きい部類の傷になりますので、刃全体を荒削りすることからはじめる必要がありました。

作業後

作業後

刃の表側、裏側の両面から、傷部分のボトムまで刃渡り全体を削ってから、通常の研ぎと同様に仕上げていきます。最小限の削りで刃こぼれは完全に無くなり、新品同様の切れを取り戻しました。


■鋏研ぎ仕上がり例 2

クシ刃の刃こぼれ修理

作業前

作業前

セニングのクシ刃側です。クシ刃の黒い部分は、落とした衝撃でかけてしまっている状態です。クシ刃に溝のあるセニングの場合は、クシ刃の表側を研ぐことはあまりしないのですが(溝が無くなってしまい、カット率が少なくなってしまう為)こちらはフラットなセニングで刃こぼれがひどかったので、表側・裏側両方から削って作業することにしました。

作業後

作業後

刃こぼれの深さまで刃全体を表側と裏側両方から削っていくことで修理をおこないます。作業後は刃こぼれが無くなって各クシ刃のエッジが立っているのがわかります。今回は珍しいケースですが、落下時の衝撃でクシ刃が曲がってしまっていたので、刃こぼれしていた1本だけ裏刃が広くなっているのが分かります。裏押しの作業で曲がり部分は修正してありますのでこの状態で問題なくお使い頂けます。