刃線について
刃線とは?
刃の部分のカーブの曲がり具合のことで、R800(半径80cmの円周のカーブ)・R600など、多くの種類が生産されている。この曲がり具合によってその鋏の切れ方(性格)が決まると言っても過言ではありません。一般的に数字が小さいほどカーブの度合いが強く、大きく曲がった笹の葉形状になり、切れ味は良くなる傾向にありますが、場合によっては毛が逃げやすくなるケースもあります。
直刃 | 刃元から刃先までほぼ直線の刃がついている形状を指し、毛は逃げにくくなりますが、先端でブツ切れが発生しやすくなります。(研ぎ方、長さ、刃幅によって異なります) 初級者の方には真っ直ぐに切りやすいので扱いやすいと思いますが、上級者の方が人数を切る場合は、手の負担が心配です。 |
柳刃 | 1番標準的な刃線形状で刃元から刃先にかけて緩やかなカーブを描いている形状です。 ブラントカット・チョップカット等で逃さずに真っ直ぐに、柔らかく切れる形状です。(刃のつけ方によって異なります) |
笹刃 | 刃線が多きくカーブしている形状で、毛が逃げやすい傾向にありますので、スライドカット等によく用いられます。 刃幅が細めの笹刃は鋭い刃付けをすることで、ブラントカット・チョップカットでも十分に対応できます。 |